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『養生訓』に学ぶ

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『養生訓』
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2018.07.26『養生訓』と貝原益軒⑤

 益軒は『養生訓』の中にこのように書いている。

 「今八十三歳にいたり、猶夜、細字をかきよみ、歯牙固くして一もおちず。目と歯に病なし」(第5章)。

 平均年齢50歳未満の江戸時代で、83歳の高齢ながら夜、細い字を読み書きし(もちろん電灯照明などない)、歯は一本も抜け落ちてないという、現代人には考えられない事実である。

  医療技術が格段に進歩し、日本は今でこそ世界的な長寿国になり、人々は幸せになったといわれる。しかしその反面、各種の医療宣伝の臭いは蔓延し、健康薬品のコマーシャルはテレビにあふれている。税金や保険などをいかに合法的に大量に使うのか、その動機がどのようなものなのか、その実態がなかなか見えにくくなっている。益軒の健康管理法と成功談をもう一度見直すことは、現代人にとって良い機会ではないだろうか。

 文献によると、貝原益軒は生まれ弱い人だったらしい。

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