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2013.05.14糖尿病の人、がんのリスク1・2倍に 肝臓がんは2倍

 

【辻外記子】糖尿病の患者は、がんになるリスクが1・2倍になることが、日本糖尿病学会と日本癌(がん)学会による研究でわかった。肝臓がんや膵臓(すいぞう)がんは2倍程度だった。糖尿病患者は国内に約900万人いるとみられ、両学会は14日に会見を開き、バランスのよい食事や運動、禁煙・節酒で糖尿病とがんの両方を防ぐことが重要と訴えた。

両学会・合同委員会の津金昌一郎・国立がん研究センターがん予防・検診研究センター長らが解析した。35歳以上の男性15万5千人、女性18万1千人を平均10年間、追跡すると、男性約2万人、女性約1万3千人が、がんになった。

この人たちを対象に、糖尿病の人が、がんになるリスクを糖尿病でない人と比べると、がん全体では20%高くなっていた。肝臓がんは約2倍、膵臓がんが約1・9倍、大腸がんは1・4倍だった。子宮内膜や膀胱(ぼうこう)がんのリスクも上昇する傾向がみられた。一方、乳がんや前立腺がんとの関連はみられなかった。(2013年5月14日朝日新聞医療サイトより)

 

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