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2021.11.24開発者の回想⑥

M I TI L Pの第一回会議に参加した際に得た啓示」

 

M I Tとの交流は徐々に増え、ある年M I Tの学長が来日、当時の首相と定例会議する予定がありました。

事前に連絡があり「経団連ホールで学長と面会をしてください」とのこと。

 学長にお目にかかりました。素敵な笑顔、明るい表情で色々会話しました。最後に、M I TI L Pメンバーとしてアメリカで開催される会議に参加して下さいと優しい口調でお話を頂きました。

 M I TI L PM I Tが主催する国際的産官学交流グループ、日本は僅か20数社がメンバーです。後日、期待と不安を持ちながらボストンを訪問し会合に参加しました。

 円卓ですが、私の右はアメリカ人、名刺交換をすると彼はコカ・コーラの取締役でした。簡単な挨拶を交わし会話しました。コカ・コーラはM I Tとの関係が長く、深いそうです。アメリカ文化の象徴の一つとして、コカ・コーラの発展進路、国家戦略の一部として政府へ提案、助力するのがM I Tです。又、バイアグラの研究、開発、実験、検証に関連する提案、助力したのがM I Tの教授だそうです。言わば、理工科以外の分野でもM I Tも積極的に開拓しているようです。

左のアメリカ人と名刺を交換しました。「クラフト?すみませんが貴社は何をやる会社ですか?」

私は彼の名刺を見ながら、クラフトの取締役と対話するにも先方の業務内容を全く知らないと失礼ではと思いました。

するとクラフトの取締役が「クラフト社がやっていないことはなんですがとの質問であれば私は答えやすくなります。」相手は微笑みながら、冗談の口調で喋りました。

 想定外の答えでした。衝撃を受けました!

 質問自身が適当ではない?国、環境により世間での常識と非常識の違いが大きい?その場合に適切な質問は?話題は?

 長い間、漢方養生の研究に没頭してきましたが、外部世界の事情など知らないことが、かなり多いと思います。アメリカの事情、文化と習慣、社会常識などを全く知りませんでした。彼との会話をどう続けるが分からず、会話はあまり続きませんでした。

 反省と思考が続きました。

 国、環境、場所、文化習慣、対象によって、会話の内容、方法、程度が違いますが、相手と共有点を示す事が大切だと思います。場合によって常識と非常識の判断が全く違う時もあり、出来れば、想定外の事が発生しても対応できる用意があるのが大事と思います。

 例えば:御社のご業務は空の星のように数えきれない、その中で最も輝いているのは何ですか。教えて頂けますか?如何でしょうか?

 国際コミュニケーションの入門のレッスン1ですね。

 

 

 

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